2012年8月16日木曜日

8月15日

8月6日、広島市に原爆が落ち焦土と化し、爆心地に近い人々は溶けてなくなり、瀕死の状態の人々は力尽き亡くなっていき、生き残られた人々さえも放射能の後遺症でガンを発症され痛みで苦しみ、経済的また風評被害等で婚姻等にも影響があり多くの人々の運命を一瞬で変えた日。
それと同じことが8月9日、長崎でも起きた。

日本全国、空爆で焼夷弾を浴び辺り一面焼け野原、家族離れ離れ、逃げ遅れ焼け死んだ人々。
父母を失い、孤児となった小さい子達。命を繋ぐ術も無いままに。

沖縄が日本内地の最前線となり、最後の防波堤として多くの民間人(沖縄本土の方々)が犠牲となり、日本人としての「誇り」を守るためたくさんの人々が哀しい最期を自ら選ばれた(選ばされた)。

日本史だけでなく、世界史の観点からなぜ二度に渡っての「世界大戦」が起こったのか。
二度目の世界大戦で、日本が自ら開戦に踏み切ったとされる理由は何なのか。それを後押しした勢力、反対した勢力、またそれぞれの理由を明らかに。そして、戦争中の日本軍のビジョンは。勝って日本を世界をどうしたかったのか、負けた場合を想定していたのか、またその想定の精度はどの程度まで合っていたのか。

戦後から現在までの復興の原動力・人々の意識・思考・行動を再考及び再認識する。

日本の高校~大学では、江戸末期から現在に至るまでの近代史を真剣に勉強させるべきだと私は自分が学生の頃から思っていたし、今ではもっともっと真面目にそう思う。思わざるを得ない。
自分が結婚し、家を持ち、我が子を持ち、育て、立派に楽しく人生を歩み過ごしてくれるよう願う上で、日本が国家として内外共に安定してくれないと個人として親として本当に不安にならざるを得ない。

日本人として謙虚さや反省は美徳であると認識しているし、我が身もそのようになりたいと心がけていますが、言うべき時期に言うべきことは言わないといけないと思う。

私は、学生時代、韓国台湾香港マレーシア(中国系)の素晴らしい仲間とご縁を持つ機会がありました。個々として皆尊敬できる友人で留学生活中しんどいことも多々ありましたが、彼らのおかげで本当に忘れがたく素晴らしい時間が人生の中で過ごせたなあと今でも思っています。

しかし、戦争中のことに関しては彼らには彼らの言い分があります。当然です。彼ら側からの視点で物事を捕らえているのですから。彼らにとって、それは当然であり自然なことでしょう。

ですが、私達日本人にもこちら側の視点から捉えたものの見方や考え方があります。
どちらが間違っている・正しいというのは、私には言えません。
けれど、とにかく私は、8月6日の8時15分には起立して黙祷しますし、娘達にもそうさせます。また今日、8月15日の正午には同じく起立して、未来の日本に希望をを託して懸命に戦われて亡くなられた方々に向けて「安らかにお眠りください」とお祈りします。娘達にも同じくお祈りさせます。私にとっては、ご先祖さまを敬いお祭りするのと全く同じ自然なことです。

最近とみに 色 々 な ニュ ー ス を見聞きします。
平和の祭典である五輪オリンピックですら、です。

絶対に絶対に、戦争には反対です。
しかし、日本人としての「誇り」や「国益」は軽々しく曲げたくも、損ないたくもありません。

日頃、のんきにお気楽に過ごしている一主婦・母・妻・そしてお仕事して社会に少しでも関わっている自分ですが、愛する娘達が幸せに暮らすことができますよう、今日はお墓参りをしてご先祖様にお祈りをしてきました。難しい問題が山積している現状ですが。

良き未来が、娘達に待ち受けていますように。
心から願う母です。



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