2013年1月20日日曜日

『Major Code』~菊地エマ英昭・brainchild's アルバム~感想

12月12日に発売された菊地英昭(通称エマ)が主催するbrainchild'sからのニューアルバム『Major Code』を遅くなったが、年を越してから拝聴。
このアルバムに収められている曲を通して感じた自分の思いを書き留めておきます。

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 一曲目にタイトルとなる「Major Code」。余りのメジャーコード&楽曲の勢いの良さに驚くと共にいきなりテンションがあがる。これまでの(The Yellow Monkey曲含め)エマさんの作曲したものとの印象に差がありすぎて、かなり驚いたと同時にこ~んな曲からオープニングする今回のアルバムにひしひしと期待が膨らみ、ボリュームを上げると同時にヘッドフォンで真剣に聴き出す。(私はお?とスイッチ入ると必ずヘッドフォンで聴く派です)

  そのままず~っと順調に聴き続け、7の「ウミネコ」(※e-sound speakerの大迫章弘さんとのダブルVo.)に来た時、ものすっっごい気持ちの良い海の上、波の上、雲の彼方を浮遊するようなサウンド&歌声で、うわ~~~これすごーーーーく好きだ大好きだ!と。曲が終わると同時にすぐさまリピート。3回くらいはその場ですぐ聴きましたね。あの名曲「空の青と本当の気持ち」に通じるものがありますが、またそれとは別のもの。浮遊感の気持ち良さでは私個人的にはこちらの方が上かな。Voが大迫さんのお声とエマさんの声がよく似ていて、二人の柔らかい癒しのトーンが柔らかく清清しい美しい旋律に心地よく絡まり、大好きです。この曲。

 で、7を数度リピってよし次!と聴き出した8「Go away」は・・・・・・・・・・
嘘偽り無く申し上げますが。
わたくし、涙しました・・・・・・。 最初から最後までいわゆる「分かり易い」メロディー&構成でひたすら聴きやすい曲調というのがでかいですが、こちらは「鶴」とコラボされてて「鶴」のお三方の持つ味わいにぴったり。一ミリの違和感も無く素晴らしいサウンドに仕上がってました。ギターソロのサビのフレーズの箇所は、こちらが聴きたいと願う部分を狙って弾いたが如くの泣きのサウンドが爆発してて、もう聴いてて気持ち良いったらありません。
 その上。これまでエマさんの書かれるリリックはなかなか苦労の後がしのばれる・・というかご本人も詩作はなかなか難しいとご発言されてました。
が、しかし、これはね~~~~。(※あとでRock Jet 50号での解説読んでも納得しましたが)
いろ~~~んな「思い」や「視点」で、聴き手側にストーリーを作らせてしまえるのですね。曲の聴き手=「私」と「あの人」でもありえるし、この曲・詩を作った「エマ」と「彼女もしくは彼(=親友、忘れがたい人、大事な人、素晴らしい時を共有した人)」の過去・現在・未来が、この曲を通してぐおーんと一気に浮かんでくるという・・・
 
「あなたはjust my precious いつでも輝いていて baby oh baby そう何処ででも あなたはjust my treasure 橋の袂で会うまで baby これで go awayで」
この「橋の袂で会うまで」っていう一節が、聴いた瞬間心の中でそれはもうガッツ~~~~ン!!!と響いて、私はこれ聴いた瞬間100%、「私たちが死んでしまって、三途の川を渡るその時に」という意味に捉えましたね。詩を全部書くわけにはいかないので、サビの部分だけを書き出しましたが、これのフレーズが何度もリフレインされる構成なのでとにかくこれが「肝」の部分ですが。
もう!大丈夫!」というこれも受け取り方によって、うわわわわ~~~んv(;;)vと思わず色んな思いが走馬灯のように駆け巡る(涙)エマさんの力強いお声があり、最後に↑のフレーズでぐわんと盛り上がってからの「see you one day  / ready set go !」で最高潮に盛り上がる、なんというドラマチックな佳曲!!!!!!!
 ブ、ブラボー~~~~~~~~~(涙、涙、涙;;;;;;;;;;)
と、感に堪えないモノがぐぐぐっとこみあげてきて気づいたら自分の目から涙が滲んでました・・・・この曲、そこからおよそ約2時間40分くらい?リピートエンドレスで聴き続けたのって、私だけかしら?
 この曲、次回シングルのB面(て、レコードじゃないんだけど;)にアレンジ変えて発売して欲しい・・・そう、まさに私世代にとっては松田聖子ちゃんの「赤いスイートピー」のB面の「制服」のように!!!私は、「制服」の方が聞いた時の衝撃がでかかったのです、という思い出がある;(※その時、恋焦がれていた人が居たので、まさにリアルタイムメモリー。) 
ついでに、hole&oatesの「rich gile」や steve winwood の「valerie」なんかを思い出したり。これらもよく聴いたな~~~~~♪ああ、懐かしい。
 
 これからbrainchild'sはツアーがあるわけですが、この「Go Away」を生で聴くとどうなるのか、ものすごく興味があります。だって、私はエマさんの生ボーカルまだお目にかかったことないので・・・・(しくしく) 
個人的にはエマさんの声はそれほどボーカル向きのお声ではないと思っていたのですが。CDでは機械的な処理を施してあるとはいえ、こんなにドラマチックなお声で歌われるなんて・・・ど~~~しよう!!!嬉しすぎる誤算!!!

そして、9「現実~イミテーション」へ行くのですが、この曲のオープニングが超格好宜しくて。エマさんの「テン、ナイン、エイト・・・」という魅惑のカウントダウンボイスが耳から伝わってくる時の、こう背筋を這い上がってくるようなものすごい官能的な感じがたまりません!!!
 
 
(4「フラブラモヤ」のオープニングの際も超!官能ボイスが炸裂するんですけどもね。男性の声聴いて顔が赤らむのはちょっと新鮮な感じですよ、もうこの歳になりますとね;。)この曲は、とにかく格好いいの~~~~。

そしてラスト曲になだれ込むという・・・・・

一曲一曲が、それぞれサウンド・構成・詩の内容が異なり、聴き応えがあります。エマさんの声も色々工夫して、エフェクトかけてあったりするところが個人的にどんぴたりツボに入り、なんつーエロさよ・・・・vvvと、感動しまくり、楽曲の格好良さに撃たれてマス。

このアルバム、売れて欲しい。
いいアルバムです!!!
私、地元ラジオ局にリクエストしようかしらん・・・・



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